夜空のような瑠璃の宝石

shutterstock_87655912.jpg

12ヶ月の各月に定められ、幸せを呼ぶといわれる誕生石。自分の誕生月の宝石には、少なからず特別な想いを持っている人も多いのではないでしょうか。

今回は『サファイア』と同じく9月の誕生石である『ラピスラズリ』についてご紹介します。

 

天空を象徴する「聖なる石」〜ラピスラズリ~

shutterstock_308873546.jpg

『ラピスラズリ』は最も古くから愛されている高貴な天然石といわれています。アラブ語で天・空を意味する「lazward」に、石を意味する「lapis」が組み合わせされた混成語。帝政ローマ時代の博物学者プリニウスは、ラピスラズリを「星のきらめく天空の破片」と呼んだとも言われており、まさに深みのある紫がかった藍色の夜空に星屑が散らばったように見える宝石です。

西洋ではラピスラズリの粉末を用いて作った顔料を「ウルトラマリン」と名づけられ貴重な顔料として扱われてきました。17世紀にはフェルメールが名画「真珠の髪飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」などにも使用したことで知られています。

 日本では瑠璃と呼ばれ、仏教の七宝(金・銀・瑠璃・玻璃・しゃこ・珊瑚・瑪瑙)のひとつとされてきました。水晶と並び「守護の石」と考えられ、真言宗の開祖、空海(西暦774-835年)は瑠璃を守護石としていたとも言われています。

 

ラピスラズリで彩られた歴史空間“群青の間”

tsujike-170.jpg

国指定登録風景文化財にして、金沢市指定文化財でもある「辻家庭園」。その館内にある『群青の間』。壁一面にはラピスラズリが塗料として用いられており、鮮やかなコバルトブルーに輝く、豪華絢爛な金沢文化を残す一室になっています。

 

長きに渡り美しさと力を兼ね備えた石として愛され続けるラピスラズリ。

天空のように青く美しい宝石が細かに煌めく客間は、訪れる人々を護りながら贅と寛ぎに満ちた時間に誘う特別な場所です。

 

伝統とモダンが融合した空間でのひとときをぜひお過ごしください。

 

Information

辻家庭園 

921-8033 金沢市寺町1-8-48

076-201-1122

http://produce.novarese.jp/tsujike-teien/